最近、サイドバックにセンターバックを置く記事が多かったので、今週は元のサイドバックに戻し、サイドバックの”攻撃を活かす”ための方法をご紹介します。
能力が高いサイドバックは攻撃的な選手が多い
まずは、サイドバックの特徴についてですが、攻撃的な選手の方が多いです。
いわゆる、プレースタイルが
- 攻撃的サイドバック
- インナーラップサイドバック
のサイドバックの選手たちです。
攻撃的サイドバックは1059名、インナーラップサイドバックは少なく43名おり、合わせると1102名存在します。
これに反して、守備的サイドバックは261名と、役1/5の割合になります。
守備的な選手より攻撃的な選手が多いですね。
なので、自然とチームを作るときに攻撃的なサイドバックを使いたくなりますよね。
攻撃的なサイドバックの特徴
常に攻撃的な位置にポジションを取るということで、普通のサイドバックに比べて高いポジションを取る特徴があります。
例えば、中盤の選手がボールを持った時は
上の画像のように、攻撃的サイドバックはボール保持者よりも前に出て、ポジションを取ろうとします。
前がかりになる形ですね。
攻撃参加が活発になる反面、カウンターの際にサイドバック裏をどのようにカバーするのかは配置するときに決める必要があります。
基本的には同サイドに攻撃参加をしないアンカーのDMFなどを設定すると良いでしょう。
インナーラップサイドバックの特徴
名前の通り、サイド裏ではなくインナー(内側)を駆け上がるサイドバックです。
基本的にはサイド裏から味方をサポートすることが基本のサイドバックですが、昨今は状況により内側を駆け上がることも大切になります。
基本的なサイドバックのオーバーラップ
インナーラップサイドバックの動き
“両サイドバックの攻撃参加”を使いたい
さあ、攻撃的なサイドバックといえば、かつてのブラジル代表カフーとロベルト・カルロスの両サイドバックの攻撃参加ですよね!
ウイイレでもコンセプトアレンジの設定から入れることができます。
サイドの選手が中央に寄り、それにより空いたサイドのスペースを両サイドバックが駆け上がるといった戦術です。
その際、一時的にMFが1人、ディフェンスラインに吸収されて、3バックのようになります。
おそらく、MFは2枚のCMFと1枚のDMFの選手を配置した形で使用して、
上のようなフォーメーションから、コンセプトアレンジにより
DMFを下げ、このようにフォーメーションを移動させることを考えるのが一般的ですね。
しかし、このフォーメーションには穴があります。
2枚のCMFはボランチ設定ですが、前線に飛び出すこともしばしばあるので、もともとアンカーのDMFが守っていたスペースが空きやすくなります。
そのため、ここのスペースをうまく使われると失点のリスクが上がります。
解決法は、両サイドバックの攻撃参加を使う時はアンカーを2枚の置いておきましょう。
そうすることで、1枚はディフェンスラインに吸収されますが、もう一枚のアンカーはその前で守備をするので、スペースが空かなくなります。
守備が不安定になりがちな両サイドバックの攻撃参加ですが、このようにカバーする事で厚みのある攻撃を可能とします。
最後に
今回は、サイドバックに焦点を、当てた記事をご紹介しました。
また、来週もよろしくお願いします!