1ヶ月前に買ったブラッドボーンはまだ開封されてもいない。。。
ドラクエ無双やドラッグオンドラグーン3とかも積んでいます。。。
よし、貯まったゲームするか!と思ってもついつい前からしてるゲームや特定のゲームをやってしまう自分がいます。
今回は、本職でゲームクリエイターであるので、その理由や原因について考えてみることにしました。
開始時のチュートリアルが長い
正直、ゲーム導入でのチュートリアルが苦痛だと考えているせいだと思う。あれのせいでゲームを始める敷居が上がっていると思います。
これは、プレイステーションなどの家庭用ゲーム機だけでなく、昨今のスマホゲームにも言えることです。
ゲームのことをまだ楽しいとも思えていないときに作業感があることは苦痛でしかありません。
チュートリアルはチュートリアルと思わせないことがポイント
チュートリアルがうまいゲームは、チュートリアルをチュートリアルだと思われないことが重要です。
その点、世界でTVゲームブームを起こした任天堂のファミコンソフト『スーパーマリオブラザーズ』はとてもチュートリアルがうまくできています。
あれ?マリオにチュートリアルなんてあったっけ?と思われたと思います。
マリオには、スタート時の画面からすでにチュートリアルが始まっているのです。
下の画像を見てみてください。

この画面にはいくつもの開発側の狙いがあります。
1.何もないスペースでまずは操作の確認をしてもらう
2.右側にスペースを作ることで右に進めることを表している
そして、この画面の後の話ですが
3.徐々にやれることを増やして、ユーザー自身に学ばせている
このように、開発側が押し付ける形ではなく、ユーザーに考えさせ、体験させることで操作を覚えてもらおうとしています。
これがマリオを説明書なしでもストレスなく、ゲームを遊べる理由です。
一人でも多くのユーザーにゲームをプレイしてもらうために開発側が考えるべきこと
開発側はできるだけユーザーにチュートリアルをプレイさせている気をさせない努力をすべきです。
要素がどんどん増えてくると、その分チュートリアルが長くなります。
たしかに、要素を増やすことでおもしろくなるも多いと思いますが、それが障壁となり、離脱するユーザーが増えてしまうことも懸念する必要があります。
スマホゲーはとくに運営を長く続ける関係で要素がどんどん増えてきてしまいます。
そうなると、チュートリアルがとても大事になります。
ときには要素を削り、チュートリアルを自然にやれるようなゲームを目指すべきです。
売上を上げるためにガチャのチュートリアルをしっかりとやるゲームもありますが、それよりもユーザーがストレスなく、少しでも長くプレイしたいと思えるゲームを作りたいですね。
これから私も肝に銘じて頑張っていきたいと思います。
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