今回は、ちょっと趣向を変えた記事をお送りします。
よく音楽についての会話に
「この歌詞良いよね!」
「歌詞が泣ける!」
「歌詞がすごくいいよ!」
ってありますよね。
なんで「歌詞」についてこんなに語るんだろう・・・?
と考えたことはありませんか?
私はその秘密に『詩』が大きく関係していると考えています。
日本では音楽をよく『歌』と言いますよね。
この時点で日本の音楽の中心は『ボーカル』なんだと考えています。
そして、『詩』は『うた』とも読みます。
そう、なので日本人の作り出す歌詞というのは『詩』のことなのだと私は考えています。
だから、歌詞がとても評価されたり、人の心に響くものであったりするのだろうと思います。
歌詞を大事にしている歌手に私はmr.childrenを上げさせて頂きたいと思います。
自分が失恋した時、mr.childrenの『終わりなき旅』にはとても元気づけられました。特に
憂鬱な恋に、胸が痛んで、愛されたいと泣いていたんだろう
心配ないぜ、時は無情なほどに全てを洗い流してくれる
この部分がとても心に刺さりました。
しかし、どんな良い歌詞でも周りを支える音楽が良くなければなりません。
この歌詞という詩をエンターテイメントにするために『ボーカル』『ギター』『ベース』『ドラム』『キーボード』などなどその周りにある音楽(ミュージック)が必要なのです。
mr.childrenがなぜ、日本のトップに立っていられるかというのは、mr.childrenという音楽が素晴らしいからなのです。
音楽は歌詞だけでは成り立ちません。
その周りにある音楽と1つになって、はじめてエンターテイメントとなるのです。
音楽は漫画と似ていると思います。
今までお話だけだったものに絵画が付き、漫画になりました。
音楽はお話(詩)だけだったものに音が付きました。
そして、今は全て異なるジャンルとなっています。
何が高尚だとかなんかはどうでもいいです。
ここ辺りは比べられないエンターテイメントであると私は考えています。
最近は、音楽の中で握手券付CDなどがあって、あれは音楽じゃない!とか言われることも多々あると思います。
音楽ではあると私は考えています。
そのうえで、それは別ジャンルのお話だと考えています。
今までの音楽に他のエンターテイメント性が付与されたのです。
ただ、今まで築き上げてきた『音楽』の部分をおろそかにすれば、いつかは崩壊してしまいます。
10年後、100年後に新しい音楽として生き残っているか、とても険しい道だと思います。
日々、人々は新しいものを求めます。新しい刺激を求めます。
ただ、その根本にあるものは音楽の『歌詞』のような日本古来からの続いている『俳句』などにもつながる『詩(うた)』など変わらないものです。
これからもたくさん良い『音楽』が生まれることを楽しみにしています。
mr.children最新アルバム
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