ACLで残念ながら敗退となってしまった川崎フロンターレ。J王者はなぜアジアの舞台で勝てなかったのか。川崎フロンターレファンの目線で語ります。
川崎フロンターレが無念のACL敗退決定…なぜJ王者はアジアで勝てなかったのか?
- 川崎フロンターレが無念のACL敗退決定…なぜJ王者はアジアで勝てなかったのか?
- グループ2位になるも・・・惜しくも敗退
- アジアの舞台で勝てない川崎、それはなぜ?
- ①蔚山と極めて相性が悪かった!新しい戦い方も必要
- ②対人マスター「ジェジエウ」の不在が痛かった
- 切り替えてJリーグ3連覇へ!
グループ2位になるも・・・惜しくも敗退
ACLの最終節。川崎フロンターレは最終戦を勝利し、結果的に2位まで上がりましたが2位のチームの中で上位3チームに入れず敗退が決定してしまいました。
蔚山も敗退が決定し、まさかの日韓の強豪チームが敗退ということにびっくりしてしまいましたね。
アジアの舞台で勝てない川崎、それはなぜ?
悲願のアジア・チャンピオンズリーグ制覇へ。その想いで挑んだ川崎フロンターレでしたが、敗退が決まってしまいました。
鬼木監督は試合後
1位を目指していたなかでの2位。すごく残念に思うし、いろいろなレギュレーションがあるなかで、1位にならないと突破は難しいと思っていた。そういう意味では自分の力不足を感じています
と語っています。
なぜ、川崎フロンターレはアジアの舞台で勝てなかったのか。2点の外的要因があると私は思っています。
①蔚山と極めて相性が悪かった!新しい戦い方も必要
韓国の強豪チーム蔚山。昨年のAFCでも敗れており、今回のグループリーグでは1分1敗と勝てずに終わってしまいました。
蔚山というチームは守備とカウンターの質がすこぶる高く、ポゼッションサッカーが中心の川崎フロンターレにとって相性が極めて悪い相手です。
今後、アジアの舞台で勝つためにはカウンター主体の強豪チームにどう立ち向かうのかが課題のように感じています。
とはいえ、今のスタイルを崩さずにやり方を進化させる方法があれば良いと思うのですが、鬼木監督ならば何か解決策を出してくれるように想います。
②対人マスター「ジェジエウ」の不在が痛かった
次に現実的な問題として、今回の大会には「ジェジエウ」選手の不在が痛かったように想います。
他のセンターバックのメンバーが悪いというわけではありませんが、攻勢に出たときに最後列で一人でどうにかしてしまうのがジェジエウ選手の対人能力の凄さ。スピードの速さ、競り合いの強さで他の選手では防げないピンチを防いでしまうのが凄い所です。
ポゼッションサッカー主体だと、どうしても少ない人数で守備をしないといけない場面は出てきますので、ジェジエウ選手の不在は本当にいたかったように思います。
切り替えてJリーグ3連覇へ!
とはいえ、いつまでも引きずっているわけにはいきません!
現状、Jリーグで2位の川崎フロンターレ。リーグ3連覇を前に立ちふさがるのは唯一リーグ3連覇を達成したことのある鹿島アントラーズです。
今年のJリーグは混戦模様なので、どのチームが優勝するかはわかりません。しかし、今回の大会で多くの若手選手が川崎フロンターレデビューをしたので、この経験を活かしながらJリーグ3連覇へ邁進してほしいです!
サッカーダイジェスト 2022年5/12号