水曜の試合で神戸を下し、今季初の2連勝を飾った川崎フロンターレ。その試合で2得点を決めて得点ランキング9位となった山田新。的確なパス・ドリブルで多くのチャンスを作り出したキャプテン脇坂泰斗。強烈なスタンディングヘッドで先制点を取った家長昭博。チームに落ち着きとアイディアをもたらした川崎のKING大島僚太。などなど良かった点は多いが、そんな上向きのチームで一際輝きを放っているのが、今シーズン新加入の攻撃的な両サイドバックの二人だと思っている。そんな二人が明日の多摩川クラシコでチームを今季初の3連勝へ導いてくれるはずだ！
川崎フロンターレ｜多摩川クラシコで今季初の3連勝へ！三浦＆際よ、また勝利へ導いてくれ！
- 川崎フロンターレ｜多摩川クラシコで今季初の3連勝へ！三浦＆際よ、また勝利へ導いてくれ！
- ついに揃って躍動！今季新加入の両サイドバックの二人
- ゴールを狙う際とドリブルで持ち上がれる三浦
- 上位進出へ負けられない戦い！必ず勝ち続けよう！
ついに揃って躍動！今季新加入の両サイドバックの二人
やっと、シーズン開幕頃に考えていたサッカーができるようになってきた。そう感じるのは私だけだろうか。
その理由は2連勝を達成した二試合で両サイドバックを組んでいる三浦颯太とファンウェルメスケルケン際がやっと揃ったということが大きいと思っている。
他のフロンターレのサイドバックが劣っているとは思わないが、お家事情から、本来佐々木旭をセンターバックで起用せねばならないことにより、左サイドバックは本来本職がボランチの橘田健人がこなしていたりと、なかなか起用する人間を固定できていなかった。
しかし、これからは違う。
三浦颯太が大怪我から復帰し、すぐさましっかりと結果を出しているからだ。
また、際もフル出場する試合も増えてきて、プレイ時間が長くなってきているのも好材料だと思っている。
ゴールを狙う際とドリブルで持ち上がれる三浦
二人の縦への推進力はすごい。両サイドバックが高い位置を取れるようになったので、川崎の攻撃の幅が広がってきた。
際はチャンスとなれば、ゴール前まで出てきて積極的にシュートを打っている。そして、三浦は自分でドリブルし、チームを押し上げることができている。二人の存在が攻撃に勢いを与えている。
今シーズン、なかなかボールポゼッションがうまくいかないことも多かった。正直に数年前と比べると総合的な技術力という点では下がってきていると思うが、本来の実力以上にミスが生まれてしまっていたと思う。
川崎フロンターレはこの順位にいてはいけないチームだと今も私は思っている。
サイドバックが積極的に攻撃参加ができることで、数的有利が生まれて、フィールドのどこかにスペースが生まれてくる。今のフロンターレにはこのスペースがとても必要だった。そこをうまく使える選手たちは他のどのチームにも多いはず。
KING大島僚太が復帰したことで、中盤で時間も作れるようになった。これもサイドバックが高い位置を取るために時間を作れるという話につながっている。
さらに、山田新が点取屋として目が覚めるような活躍をし始めている。2年目で2桁得点を記録すれば、川崎の大エース、小林悠と同じである（プロ入り２年目に１２得点を記録）。期待せざる終えない！
上位進出へ負けられない戦い！必ず勝ち続けよう！
今シーズンは明日の多摩川クラシコを入れて１３試合ある。獲得できる最大勝ち点は１３連勝で３９点、ということで勝ち点７０。これは昨年に例えると、優勝した神戸の勝ち点７１に１つ足りないだけというものである。２位のマリノスは６４だった。
ただ、今シーズンはチーム数が２つ増えたので、４試合増加をしているため、参考程度としか言えないが、２０２４シーズンは混戦でまだまだ終盤にどのようなドラマが待っているかはわからない。
しかし、そのドラマを起こすためには「勝利」し続ける必要がある。必ず、次の試合を勝ってさらなる上昇気流へ。そして、シーズン後半の感動するような展開を期待している。いや、今のチームに期待せざる終えない。
